引っ越しは独身者でも大変な作業ですが、生まれたばかりのこどもがいる夫婦の場合にはさらに困難になります。
できれば生まれたばかりのこどもがいるときの引っ越しは避けた方が良いです。
私は結婚して子どもができてすぐ、夫の転勤で引っ越しするという機会がありました。子育ては自分だけで抱え込んではいけないと良く言われますが、引っ越しでも同様です。
赤ちゃんのいる家庭での引っ越しの注意点としては、頼れる人がいるなら、できるだけ頼ることです。
無理は禁物!自分の両親だけでなく夫の両親にも
私は幸い、自分の両親が手伝ってくれたので引っ越しできました。
普通の日常生活でも生まれたばかりの子どもがいると毎日の家事とこどもの世話で忙しいですよね。
毎日の家事と育児を続行させるとともに、引っ越しの荷物の梱包や掃除などをこなさなければなりません。
これは自分一人では絶対無理だと思いました。頼れるのは夫婦の両親や兄弟、親類縁者です。
私は子育てで手一杯でしたので、自分の両親だけでなく夫の両親にもお手伝いを頼みました。ここで過度な気遣いは無用です。
手伝ってくれる人は多ければ多いほど楽です。こどもにとってのお婆ちゃんである母はとても頼りになりました。
引っ越しが決まったら最初に連絡すべきではないでしょうか。
赤ちゃんは環境の変化に敏感で、引っ越しが多大なストレスになることがあります。
赤ちゃんと一緒にいる時間をなるべく減らさないことが大切で、むしろ引っ越しのときこそ、一緒にいてあげるべきです。
もし両親や友人などの手伝いを依頼できないのでれば、引っ越し業者に相談しましょう。
梱包や掃除などをしてくれるサービスがあります。多少のお金はかかりますが、少しでも赤ちゃんのストレスを減らすことに注力しましょう。お母さんは何もしない程度で充分です。
注意点は赤ちゃんの居場所を作ること
生まれたばかりのこどもを連れての引っ越しでの注意点として挙げられるのは、赤ちゃんの環境整備です。
安全で安心できる環境を整えてあげましょう。
私はクーファンと呼ばれる赤ちゃん用の小さなベッドを使いました。赤ちゃんを寝かせておけるサイズのバッグのようなもので、持って運べますし、どこにでも置くことができます。いつでも目の届く場所へ移動できます。
赤ちゃんがクーファンの中で寝てしまっても、そのまま起こすことなく移動できるので、引っ越しで忙しいときにはありがたいグッズです。
赤ちゃんが起きているときに便利なのが揺れるベビーチェアーであるバウンサーです。
引っ越しに限らず、普段の生活でも重宝します。お母さんの腕に抱かれて揺らされているような感覚を赤ちゃんに与えます。
引っ越し先では、真っ先に赤ちゃんの居場所を確保する必要がありますが、このときもクーファンやバウンサーがあれば便利です。
また、引っ越しでは家の中に段ボール箱や家具が無造作に置かれることになります。
引越し先では定位置が決まるまでに移動が繰り返されることがあります。こういった中で赤ちゃんを動き回らせるのは大変危険です。
私はベビーサークルを使いました。ベビーサークルは赤ちゃんの周りを柵で囲うことになりますので、作業時にも安心です。
重要なのは、荷物や他の人たちが行き交うなかで赤ちゃんが安全にいられる場所を確保することです。
生まれたばかりのこどもの持ち物はお母さんが持つ
また注意点として、赤ちゃんに必要なグッズは必ずお母さんが持つことです。
ミルクやオムツ、着替え、赤ちゃんの好きなおもちゃなどはお母さんが持ちましょう。
私は引っ越し作業中も、結局赤ちゃんの世話だけして終わっていました。夫に頑張ってもらいましたね。
引っ越しでは必ず人の移動が伴います。普段の外出と同じようにお母さんの手荷物として赤ちゃんグッズを持っていくようにしましょう。
引っ越しでは時間通りに作業が進まないことが多くあります。綿密にスケジュールを立てたつもりでも、思わぬタイムロスが出てしまいます。
そのため、着替えやミルクなどは普段のお出かけのときよりも多めに準備しましょう。
お母さんと生まれたばかりのこどもが移動する時間を最小限に留めるようにします。私はそれまでの家から引越し先の家までの最短距離、最短時間で移動しました。
寒い時期には毛布が必須
また、引っ越し先ではすぐに温度調節ができません。夏の暑い時期のエアコンや、冬の寒い時期の暖房は、引っ越し先ですぐ使えるとは限りません。
寒い時期には毛布が必須です。引っ越しのハイシーズンは3月から4月ですが、この時期は思った以上に寒くなることがあります。
暖房が稼働できない環境での防寒対策は必須です。
引っ越し先では、段ボールの配置にも注意しました。赤ちゃんは毎日ものすごいスピードで成長します。
生後6ヶ月にもなれば寝返りをしますし、ハイハイもできます。住み慣れない環境は危険がいっぱいです。
家具の転倒や段ボールの崩れなどがないような環境に赤ちゃんを置くようにしましょう。柱や机の角から赤ちゃんを守るためのカバーも用意しておきましょう。