単身引っ越しをする際に、引っ越し業者の単身パックを利用する人は多いでしょう。
私も単身引っ越しをしたことがあるのですが、その際に単身パックを利用して本当に満足していたのですが、事前に荷物の容量と日時、そして保険について念入りにチェックしましたね。
保険は見落としがちの人が多いので、きちんと把握しておくことが大切ですよ。
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単身引っ越しの保険加入の必要性
例えば、大手クロネコヤマトはボックスあたり17,850円、日通のLサイズボックスは18,900円となっていて、同じくらいの容量なので、日通の方がやや割高となっています。
しかしながら、日通では1ボックスあたり150万円の運送保険がつき、運送中に万が一破損してしまった場合などに対応してくれます。
クロネコヤマトの場合、保険は希望に応じて別途に加入する必要があるので、どちらが良いかよく比較検討してみましょうね。
そうは言っても、単身引っ越しはなかなか出費がかさむので、できるだけ費用を抑えるために保険には加入しなくても良いのでは、と考える人もいるかもしれませんね。
私も初めて単身引っ越しをした際には、保険なんて入らなくてもと考えていたのですが、インターネットで色々調べてみたところ、保険にはできるだけ入っておいた方が良いという意見が多かったので、驚きました。
保険料は決して安くないのですが、やはり安心して単身引っ越しをするなら、保険の加入はマストであるという意見の人がインターネットを見ると多かったですね。
保険は任意のもので、必ずしも入る必要はもちろんありません。必要と思えば入りますし、加入しなくても単身引っ越しは可能です。
「荷物運送保険」と「運送業者貨物賠償責任保険」の2種類
一概に引っ越しの際に加入する保険といっても2種類があるのを知っていますか?
まず1つ目が引っ越し荷物運送保険というものです。これは基本的に高級な家具や家電、絵画、宝石などがある方が加入することが多い保険です。
まだ若い方や、そのような荷物が少ない方などは加入しないことが多くなっています。私もこちらの保険には加入せず、単身引っ越しをしましたが、特に問題はありませんでしたね。
しかしもう1種類保険があり、それが運送業者貨物賠償責任保険というものです。名前は少し難しいですが、これは1,000万円以内の損害の場合に保証してもらうことができるので、こちらの保険に加入しておけば十分です。
前者の引っ越し荷物運送保険も1,000円から3,000円程度で入ることができるので、不安なら加入しておきましょう。
入れば安心を買うことができるので、金銭的に少し余裕があるなら加入がおすすめですよ。
運送業者貨物賠償責任保険の補償される範囲とそうでない範囲
保険というのは加入しているからといって、全ての損害を保証されるわけではありません。
この保険の補償される範囲としては、引っ越しの荷物の積み込み、荷卸し中や輸送中、保管中に偶然起こった事故であることがまず挙げられます。
次に、引っ越しの依頼主が訴訟を起こした際の訴訟や仲裁、調停の費用ということです。
それに対して、補償がされない範囲としては、引っ越し業者に故意や重大な過失がある場合、引っ越しの依頼主が故意に起こした事故や荷物の破損、依頼前にすでに生じていた荷物の品質不良や破損、自然災害が生じていた際の事故などが挙げられます。
さらにこちらの保険では、宝石や絵画、現金などは補償されない荷物となっているので、気を付ける必要がありますね。
保険に関して気になることは引っ越し業者に確認
引っ越し業者も依頼主もできるだけ気持ち良く、単身引っ越しをしたいものですね。
そのためには気になることはきちんと質問しておくのが良いでしょう。保険について疑問などがあるなら、自分で調べた上で質問しておきましょう。
そして、荷物の内容は正しく伝えて、骨董品や美術品があるなら、運送業者貨物賠償責任保険だけでなく、引っ越し荷物運送保険にも加入しておくのが良いでしょう。
壊れやすいものや注意が必要なものは、壊れにくくするためにやはり事前に伝えておく必要がありますね。
思わぬトラブルが生じないようにするためにも、単身引っ越しをする際には保険についても知っておき、必要なら加入するようにしましょう。
保険に入らなかったことも考慮
保険に入る必要性があまり見いだせないという方もいるかもしれませんが、万が一のために加入することをおすすめします。
例えば引っ越しの最中に、引っ越し業者の人がテーブルの脚を折ってしまったということや、テレビやエアコンを壊してしまった、などのトラブルが起こらないとは限りません。
必要なものだから、費用を費やして新居まで運ぶはずだった大切なものを、弁償しなくても良いと簡単に言える人は少ないでしょう。
保険に入っていれば、それを弁償してもらうことができます。それだけの価値が保険に加入することにはあるでしょう。