単身引っ越しでも、長距離になるとそれなりの費用がかかります。だいたいどのくらいの費用がかかるのだろうかと不安になりますよね。
長距離引っ越しの相場を知り、できるだけ安く済むような方法を探すようにします。
今はいろんな情報が簡単に探せますので、それらを参考にし、失敗しない引っ越しをしましょう。
目次
長距離引っ越し料金のからくり
基本的に、引っ越しは荷物の運搬距離が長くなるほど料金が高くなります。
引っ越しの運送距離ごとの基本運賃は国土交通省が定めていて、それにプラスして人件費やトラックのチャーター料金、オプション費用などが計算されて引っ越し料金が出されます。
長距離になればなるほど、トラックのチャーター時間や作業員の拘束時間は長くなりますよね。そこにガソリン代もかかるので長距離は値段が高くなるのです。
長距離単身引っ越しの相場はいくら?
長距離の引っ越しは高いというのはわかっていても、だいたいどのくらいなのか事前にわかれば良いですよね。
例えばですが、東京から大阪へ単身引っ越しした場合、どのくらいかかるか調べたところ、オンシーズン(3月、4月)で約11万円から約32万円、オフシーズン(オンシーズン以外)で約6万円から約19万円となっています。
これは何社かの引っ越し業者に見積もりを依頼して、出された金額を挙げたものです。
金額の幅がかなりありますが、業者の中には単身パックというような格安パックで見積もりを出しているところがあるからです。
自分の場合は単身パックばかりでしたから最低金額でだいたい済んでいましたね。
格安パックの内容は引っ越し業者によって違いますし、条件も様々なのでそれぞれの業者を調べてみると良いでしょう。
このような格安プランを使うと長距離の引っ越しも安くすることができますよ。
長距離引っ越しを安く済ませるプラン
引っ越しというと、1件あたりトラックをチャーターして行います。荷物が少ないのに大きなトラックが来て、スカスカの状態で運ばれて何かもったいない気がしたという声も聞いたことがありますね。
長距離の単身引っ越しでできるだけ安くしたいのであれば、混載便というプランがおすすめです。
混載便は、1台のトラックの空いたスペースに他の人に荷物も一緒に積んで運ぶというものです。もちろん、同じ引っ越し先の人でないとできませんよ。
トラックのチャーター料金やガソリン代、通行料などを何人かで割りますので料金が安くなるのが特徴です。ただ、デメリットもあります。
引っ越し先で荷物を届ける日時が指定できない
それは引っ越し先で荷物を届ける日時が指定できない、荷物が集まってから引っ越し日が決まるために、運ぶまで時間がかかります。
荷物の紛失につながりやすい
また、複数の人の荷物を載せるため荷物の紛失につながりやすいです。
混載便は、同じ方面に引っ越しする人を集めてから輸送するので、いつ荷物が出るのか、いつ新居へ着くのかが見積もりの時に明確に伝えてもらえません。
引っ越す人が多い主要都市ならすぐに荷物が集まって出発できますが、主要都市以外の場合は、なかなか荷物が集まらず、出発が遅れる可能性があります。
また、荷物の紛失を防ぐためにも段ボールには通し番号をふっておくなどすると、紛失したり他の人の荷物に混ざってしまっても気づくことができます。
混載便は、トラックの空いたスペースを埋めるためのものです。そのためスペースに収まりきらない場合や、あまりにも荷物が多い人は受け付けてもらえません。
スペースが多く空いたトラックを待つか、1台チャーターしての引っ越しになるので注意してくださいね。
安くできる「コンテナ便」
もう一つ安くできる引っ越しが、「コンテナ便」です。トラックを使わずに貨物列車を利用します。
貨物用コンテナに荷物を積み込み、列車で長距離輸送を行うものです。
鉄道を利用するので交通渋滞などがなく、ガソリン代や人件費もかからないので安く設定されています。
しかし、貨物の駅ごとに荷物の積み下ろしをするため、日数がかかるのがデメリットですね。急ぎの引っ越しでなければお得なのでおすすめですよ。
日数がかかると言っても、東京から札幌で3日、東京から名古屋、大阪なら最短で翌日に着きますよ。
各引っ越し業者の長距離プランをチェック
長距離の引っ越しは様々な輸送手段があることがわかりました。
いくつかの引っ越し業者では長距離引っ越しプランを用意していますので、参考にすると良いでしょう。
長距離プランを行っている引っ越し業者は、アリさんマークの引越社、ダック引越センター、引越のプロロ、アーク引越センターなどです。
それぞれプランの内容が違いますし、適用条件もありますので自分の引っ越しに合ったものを選びましょう。
大手の業者でも、お得な値段設定をしていますので検討してみてください。見積もりは複数の業者にしてもらい、じっくりと比較検討するようにしましょう。
交渉次第では値引きをしてもらえることがあるので、忘れずに交渉してみてください。
単身の長距離引っ越しは少しでも安く済ませたいものです。そしてその分、他の費用に充てられると良いですね。